塩化アルミニウムの多汗症に対する作用は、ドライオニックと同様、イオン(この場合はアルミニウムイオン)が汗腺細胞のイオンチャンネルを阻害するために発汗を抑制するとのことです。
ただし、アルミニウムは人体に有害な物質であり、脳に蓄積されると痴呆症(アルミニウム脳症)に至ることがわかっていますが、塩化アルミニウム水溶液のように制汗剤として外用した場合に体内にどれくらい吸収されるのか等については、はっきりとした事は分かっておりません。
心配な方は使用しない、もしくは使用を最小限に控えるようにしておきましょう。
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■アルミニウムを含む制汗剤について
アルミニウムを含む制汗剤には、市販品(医薬部外品)としてテノール液、オドレミンなどがあります。また、病院・薬局等で処方される塩化アルミニウム水溶液があります。
テノール液、オドレミン、塩化アルミニウム液、それぞれのアルミニウム濃度を比較すると、次のようになります。
テノール液(3.9%)<オドレミン(13%)<塩化アルミニウム液(約20%)
アルミニウム濃度が高い物の方が制汗作用は強くなりますが、その分、刺激も強くなります。(しみたり発疹・かぶれたりすることもあります。)
脇の下や顔など皮膚の弱い部分に使用する場合はより薄いものを使用した方が良いでしょう。反対に、手や足などに使用する場合は、テノール液やオドレミンではあまり効果は期待できません。
また、テノール液はワキガ用の薬として販売されており香料による匂いがついています。(この匂いが苦手という意見を多く耳にしています。)
『オドレミン(日邦薬品)』
25ml 1050円
http://www.nippo-yakuhin.com/cf/apps/sr_item/item_detail.cfm?iID=59&dnlg=yes&umd=no&smd=body&body=22&src=&PC=1
『テノール液(佐藤製薬)』
30ml 893円
http://search.sato-seiyaku.co.jp/pub/search/dispproduct.php?productid=677&ref=Command%3Dlistup%26SubCommand%3Dfreeword%26keyword%3D%25A5%25C6%25A5%25CE%25A1%25BC%25A5%25EB%26page%3D0&PHPSESSID=960f1e967d8e037eaa219f1c9e262b14
『塩化アルミニウム水溶液』
自分で薬局で取り寄せて調合するか、もしくは病院によっては処方してくれるところもあるようです。
ここでは、オンライン通販を行なっている「新城薬局」さんの製品をご紹介しておきます。
http://shinjou.s172.xrea.com/
塩化アルミニウムベンザルコニウム液 [医薬品]
(別名:しんじょう汗止め液)
塩化アルミニウム20g+10%エタノール溶液(全量100ml)
100ml 1260円
私もここで購入しました。
ネット上で申し込めて後払いできます。細かなアドバイスももらえます。

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私のお薦めは、なんと言っても「塩化アルミニウム水溶液」です。
安いのはもちろんのこと、余計なものが入っておらず無臭なため使用しても気にならないためです。また、20%では濃い場合には、自分で精製水を加えることにより薄めて使用することも可能です。
当店の製品のご紹介をありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。